備忘録3−出産
- 2001年11月24日
出産予定日。何事もなく1日は終わってしまった
(土曜だし先生は学会でいないから良いのだけど)。
このとき子宮口は1p開いていました。
- 11月26日
NSTと診察のために病院へ行った。
ここ3週間は週に2回行っている。こっこ@が小さいのと
私が丈夫でないため。
診察では、「先生が刺激しておきましょう、少し出血しますよ」と言った。
あとで、少しは出血したけどそれよりお腹の張りが出てきた(いいぞ)。
翌日入院することになった。
家に帰って行く準備をする。
病院内を歩いて産まれるようにしなくちゃと思い
ジャケットを詰めたり、暇つぶしの本を入れたりと
ものすごい荷物になってしまった。
後で、病院で先生にものすごい荷物と言われてしまった(^_^;)
- 11月27日
26日の夜。寝る頃にお腹が張る。割と定期的に、
でも痛くないから陣痛ではないよなので寝る。
夜中になって張り始めたから時間を計ったりする。
時間的には良い感じだけどそれほど痛くない
どうした物かと思い病院へ電話。
病院へ行くことになった。
近所のコンビニに寄って食糧確保
おにぎり、メロンパン、源氏のパイ、飴、どら焼き、飲み物2本
病院につくと検査をしたけれど全然陣痛じゃなかった(恥)
陣痛室に泊まることになった。
ここには母親学級で一緒だった人がすでに入っていて
とっても苦しそうだった。陣痛とはこういうもんだと思いながら就寝。
- 11月27日午前
陣痛にこっこ@が耐えられるか弱く薬を入れてチェックすることになった。
10時くらいから薬を点滴で入れ始めた。
薬の効果で時々痛みが多少ある張りが来る
先生が状態を見るとこっこ@は大丈夫と言うことだった。
そこで、このまま続けて産みますか?と聞かれた。
気分的にはその方が良いなと思い、産むことにした。
薬を入れ続けているのでお昼を食べる頃には時々痛い張りが来るようになった。
お昼ご飯は美味しかったけれど気持ちが悪いような感じがしてあまり食べられなかった
- 27日午後
午後は段々強くなる痛みとの対決。
先生は手術の合間に様子を見に来てくれる(術着のままだからすごい)
助産婦さんは声をかけてくれたり背中をさすってくれたり。。
担当の助産婦さんはお休みなのに来てくれることになった(嬉しい)。
薬ってきついです。一緒の陣痛室の人より相当弱く入れてるのに
陣痛に波がないのだ!波があって痛い時とそうでもない時があると予習したのに。
ずーっと痛い。陣痛計が腹立たしくぶっ壊してやりたい衝動に駆られる。
なんだか蹴っ飛ばしたくて、ベッドのガードを凄く痛い時に蹴ったりもした。
私の場合、膀胱が破裂しそうになっているような痛みだった。
(本当に破裂したらどうしようと思った)
- 27日夕方
6時頃先生が来て麻酔をすれば8時頃には産まれると思うけどどうします?
もちろんしてもらうことにした(元々希望していたし)
もう自分では歩けないので車いすで分娩室へ
この時点で子宮口3cm(もっと開いてたのに陣痛がきつすぎて閉じてしまった)
- 27日夜
麻酔が効き始めると楽になり少し寝た。
しばらくすると右背中が痛み始め大変なことになった。
原因不明の腎臓の痛み。
陣痛ではない。陣痛計とは連動しない。で、常に痛い。
この状態は一度経験していて、出産の時にならないと良いねー
なんて言ってたっけ。。
あまりの状態のため、薬を止めた。
私が痛がってる中、麻酔を変えたりカテを入れ替えりしていた。
とにかく痛いし、息苦しい。
苦しがってる割には外の音が聞こえていたりする。
分娩室の外があわただしいのだ。ぱたぱたと助産婦さん達が走る音
逆子の出産で大変らしいのだ。
叫び声が聞こえる。。殺されそうになってる人みたいだ。逆子は大変なのだ。
4〜5時間痛みに耐え、ようやく収まった。
お産をやめて仕切り直すという話があった。おっと@が私の気持ちを代弁して
本人が産もうという気になっているから続ける事になった。
再び薬を入れ始め12時頃までお産が進むのを待つことになった。
子宮口6cm
おっと@と二人だけでいる時におっと@が陣痛計を見ると
胎児心拍が下がっていることを発見(おっと@は陣痛計がが読める)
あわてて助産婦さんを呼ぶ。
酸素を吸うチューブを付けられた。そういえば空気を吸わないでいるのが楽に感じて
なにげに息を止めたりしてた(すまんこっこ@)
楽になって少し寝てしまった。
- 28日準備
気づくと12時で先生と助産婦さんが準備を始めた。
破水しているそうだ(知らなかったぞー)。子宮口も全開。
準備が進むなか私はすることもないのでねた。
でも、薬が切れて再び腎臓が痛み始める。
もう産まれると言うことなので麻酔の追加はしなかった。
準備完了。
私の足の感覚はゼロ。袋のような物を被せられていた。
- 28日
じゃーいいですよーいきんでくださいと言うことで始まった。
感覚がないからいきみをイメージしてやってみる
なかなか進まないので先生がお腹を押してやったりしたけれど
結局吸引することになった。
吸引しながら助産婦さんがお腹を押した。
とうとう出てきた。驚いた。なんと人間が出てきた!(当たり前だけど)
なんか、ひどい便秘に治療をされた気分だった。
出てきたこっこ@は泣いていた。女の子だった。
- 28日産まれたよ。
へその緒を切るところを見ますかと聞かれたけれど
腎臓が痛くて起き上がれずあきらめた。
抱っこだけさせてもらう小さくてくにゃくにゃだ。かわいい。
こっこ@の体重を量っているうちに麻酔を追加した。
足が麻痺して動かないからレントゲンは2時間後になった。
その間はカンガルーケア(胸の上にこっこ@を乗せておく)
体重:2594g
身長:48cm
こっこ@を抱っこして40分後に初乳を上げる事にした。
でも、やり方が解らない。こっこ@は小さいしー
教えてもらって上げると静かに飲んでいた。
赤ちゃんは産まれるとやたらと泣くのかと思ったら
目を開いて静かにしているのだ。
私の状態が良くないので辱棟へ入らず分娩室のある回の病室に入った。
こっこ@が小さめなので血糖値を計ると連れて行って
戻ってくるとえらく泣いている。おっと@といろいろやってみた
全然泣きやまない。困ったと言うより可哀想でしょうがない。
そうしていると助産婦さんがやってきて、朝まで預かってくれた。。。
私達は、親としてまだ赤ちゃんなのです。
ばぼファミリーの始まりです。
- これで、出産のお話はお終い。
おっと@によると母子ともに危険だったらしい。
よその病院だったら、こっこ@はだめだったかもしれなかった。
あの痛みのせいで搬送されたりしたら。。
こんな変わった形の出産になってしまったので、いまだに普通の分娩って
どういう風なんだろう?って思っています。
もう機会がないと思うので永遠の謎です。